こんにちは!いけちゃんです。
今回は、国家資格「公害防止管理者大気一種」の合格までの体験記を書いていきます。
合格するまでの記録と勉強方法についての内容になります。
(公害防止管理者という資格に関しては他の方が沢山紹介してくださっていますので割愛します)
これから公害防止管理者大気分野を受験される方の参考になれば幸いです。
合格までの道のり-二度の受験-
私は2021年度にはじめて公害防止管理者大気一種の試験を受けました。
目指すは一発合格!!
と張り切って6月から勉強をはじめ、約150時間程度勉強しました。
そして臨んだ試験の結果は以下になります。
大気概論が一点足りず一発合格ならず。
敗因は、大気概論は過去問で6点以下をとったことがなかったので慢心し、勉強時間が他の科目に比べ少なかったためです。
はっきりいって舐めてました。浅い知識しか入っていなく足元すくわれ不合格…
しかしこの国家資格は、合格した科目は合格年も含め三年間免除という科目合格制度があります。
めげずに頑張りましょうということで、
2022年度に大気概論のみ再受験しました。
結果は9/10点で合格。
なんとか2年で公害防止管理者大気一種を取得することができました。
勉強時間の総量は約200時間程度だと思われます。
試験を受けるにあたってのアドバイス
アドバイスとしては、一発合格を狙う事がモチベーションの面でオススメです。
2022年度に大気概論の一科目だけ勉強しているときは
「なんで昨年もっと勉強しなかったんだ…」
という残念な気持ちがわいてきて何度も中だるみしました。
また合格科目免除制度を利用して、3年で合格を目指す“3か年計画”は個人的にオススメしません。
大気一種の科目は6科目ある為、1年に2科目合格すれば3年で資格取得することができます。
しかし、仮に2年目までは計画通り4科目合格していても、3年目になにか1科目でも失敗すると…
次の年には1年目に合格していた科目の合格免除がなくなるので、3科目不合格の状態になります。
こうなると全科目合格するのに何年もかかる「一歩進んで二歩下がる」状態に陥る可能性が高くなります。
(会社の先輩はこの沼にはまり、資格取得に5年ほどかかりました)
勉強方法
勉強時間の8割は「公害防止管理者国家試験 正解とヒント」という過去問題集を7周しました。
ポイントは問題を解くだけでなく、解説にかかれている周辺知識までしっかりインプットすることです。
解説に書かれている範囲は十分に試験で問われる可能性があります。
掲載年度ズレのものを中古で買い、8年分以上やればこの問題集だけで全科目6割は狙えるのではないでしょうか。
また通称「電話帳」と呼ばれている公式のテキストも併用していました。
確実に全科目合格点を狙いたい場合、この本を熟読する必要があります。
基本的には過去問にでてきた周辺の知識をこの本で確認して暗記するという使い方がオススメです。
例として、大気概論の「オゾンに対して感受性が高い植物はどれでしょう?」という問題がでたら
「電話帳」を開いて、答え以外のオゾンに対して感受性が高い植物、また感受性が低い植物をチェック!
また選択肢にでてきた植物はどんな物質に対して感受性が高いか、低いか
といった具合に周辺知識をすべてかっさらうのに使用します。
試験の出題はある程度、過去問と同じ範囲が出題される傾向があります。
しかし、過去問の答えだけ覚えていては太刀打ちできません。
しっかりとその周辺知識を抑えることで合格圏内に入ることができます。
試験を経験しての感想
あまり大気分野で問われる内容を業務で使用しないので試験勉強で苦戦したことは
イメージができないので単純暗記の比率が大きかったこと…
聞いたことも見たこともない単語をただ暗記するといったこともかなり精神的にしんどい科目もありました。
(業務でこの試験で問われることを経験している方からすると楽に覚えられることもあると思います)
大気特論で問われる燃焼計算はエネルギー管理士熱分野でも問われたりと、ほかの試験と被る内容があるので、
そのような資格を取得している方だと比較的スムーズに勉強を進める事ができるのではないかと思います。
この記事が、公害防止管理者大気分野を受験しようと考えている方の参考になれば幸いです。